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情報公開


 

年度経営計画(平成29年度)

 群馬県信用保証協会の平成29年度の年度経営計画は以下のとおりです。
 計画達成に向け、職員一同、業務に邁進いたしますので、関係諸団体の皆さまにおかれましては、ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

1 業務環境

(1)群馬県の景気動向
 群馬県内の景気は、政府・日銀による一連の経済対策・金融政策等により、一部の大企業は好調を維持していますが、多くの中小企業・小規模事業者(以下「中小企業」という。)においては、依然として厳しい経営環境が続いています。世界経済の先行きに対する不安定性、不確実性等から、先行きについても予断を許さない状況となっています。

(2)中小企業及び当協会を取り巻く環境
 倒産件数は減少傾向が続いており、雇用環境は緩やかに改善しているものの、休業や廃業による中小企業者数の減少は大きな課題となっています。マイナス金利政策の影響もあり、保証利用が減少し、保証債務残高も毎年減少傾向にあります。
 こうした中、当協会は中小企業に対する金融の円滑化のための保証業務及び創業支援、経営支援、再生支援の「三つの支援」業務(以下、「三つの支援」という。)に引き続き注力します。中小企業金融円滑化法(以下、「金融円滑化法」という。)終了以降も依然高止まりしている返済緩和中の中小企業に対し、金融支援と経営支援の一体的な取組みを積極的に推進していくことを通して、中小企業の振興と地域経済の活力ある発展に貢献していくことが求められています。
 また、平成30年度に予定されている信用補完制度改正の円滑な施行に向けて、事前の準備及び周知活動を推進する必要があります。

2 業務運営方針

  • 中小企業の資金需要を的確に捉え、金融機関、関係機関との連携を強化し、政策保証や借換保証を始めとする国、県、市町村の施策に積極的に取り組みます。保証業務及び「三つの支援」を通して、中小企業の資金繰りをサポートするとともに、中小企業の経営安定・発展を図り、ひいては地方創生、地域経済の発展に貢献します。そうした取組みを通して「顔の見える、信頼される保証協会」の実現に努めます。

  • 中小企業に寄り添いながら、「三つの支援」に引き続き傾注し、より質の高いサービスの提供を目指します。個々の企業の状況に応じた支援を行うとともに、その後のモニタリング態勢も強化します。また、金融・経営窓口相談コーナーや企業の現場に直接出向く出前金融・経営相談といった相談業務にも引き続き注力します。

  • 開業率向上のため、創業支援の充実を図ります。創業チャレンジを促すために、独自の創業セミナーの開催等により創業マインドを醸成するとともに、創業者及び創業間もない中小企業等を支援します。また、金融機関等が主催するビジネスマッチング等へ後援団体として参画し、地域経済の発展に貢献します。

  • 中小企業融資において金融機関との適切な連携を図り、金融支援と経営支援の一体的な取組みを推進し、中小企業の経営改善・生産性向上を促進します。そうした取組みを通して、保険収支の改善等、信用補完制度の持続可能性に寄与します。

  • 返済緩和の状態にある企業が依然として多いことから、経営支援、再生支援に対し万全の態勢で臨みます。群馬県中小企業支援ネットワーク会議及び群馬県経営サポート会議の事務局として関係機関と連携を図り、国の補助金制度等を積極的に活用し、企業診断や経営改善計画策定支援等を中小企業や金融機関に提案して、企業の業績向上に取り組みます。

  • 経営者の高齢化や後継者不在といった事業承継問題についても関係機関と円滑に連携を図り、新たな保証制度の創設等に積極的に取り組みます。

  • 求償権回収を取り巻く環境は、大きく変化しており、非常に厳しい状況にありますが、健全な協会収支の維持及び保険収支の改善のため、引き続き回収業務の効率化を図り、回収の実効性を高めます。

  • 信用保証協会を取り巻く環境の変化や多様化するニーズ等を的確に把握し適切に対応できるよう、職員の資質向上及び意識改革を図ります。中でも、企業診断・経営支援をはじめ各種支援業務を担える人材の育成を推進します。また、職員が働きやすく能力を発揮しやすい職場環境づくりに努めます。

  • 役職員のコンプライアンス意識の更なる向上、徹底を図ります。コンプライアンス・プログラムの内容充実を図り、個人情報の保護・管理の徹底と健全な職場づくりの実践に努めます。反社会的勢力排除及び不正利用防止に向けた取組みを継続します。また、検査体制の充実を図ります。

  • 信用補完制度改正の円滑な施行に向けて、信用補完制度の仕組みや役割、現状、改正事項等について、中小企業や関係機関等に、様々な広報媒体を活用し周知します。また、中小企業の金融円滑化を図る保証業務と、中小企業の経営安定・発展を図る「三つの支援」の利用促進を図るため、積極的に広報に取り組みます。

  • 電算システムの安全かつ安定的な運用と、効率的な業務運営及び業務運営態勢の強化を図ります。

 

(1)中小企業の金融円滑化と政策保証の推進
 国や地方公共団体の中小企業政策と連携し、市町村小口資金、セーフティネット保証など、中小企業にとって利便性の高い政策保証の利用を積極的に推進し、中小企業の資金需要に対して迅速、適切な保証に努め、資金繰り安定に寄与します。
 中小企業の経営実態や資金ニーズに応じて、創業期の保証制度や、小規模事業者向け保証制度、事業承継に係る保証、地域貢献応援私募債保証、パートナー保証、設備応援Gパワー保証、Gライトカード等、資金効果の高い保証制度を提案することで、資金繰りの円滑化を図ります。
 金融円滑化法終了後も、その趣旨を堅持して条件変更による返済緩和に応じてきましたが、返済緩和先が依然として高止まりしていることから、条件変更申込時等に、当該企業や金融機関等に対して、経営改善計画策定や借換・集約等による正常化に向けた働きかけを、積極的に行います。

(2)金融支援と経営支援の一体的な取り組みの推進
 条件変更を繰り返している中小企業の経営改善を図るため、信用保証協会中小企業・小規模事業者経営支援強化促進補助金(以下、「保証協会経営支援強化促進補助金」という。)や認定支援機関による経営改善計画策定支援事業(405事業)への独自補助等を活用して、専門家派遣や経営改善計画策定を推進します。また、当協会が事務局を努める群馬県中小企業経営サポート会議を積極的に開催し、金融機関、関係機関と連携して経営支援に取り組みます。
 経営力強化保証、経営改善サポート保証等、金融支援と経営支援が一体となった保証制度を積極的に提案して、中小企業の資金繰りと経営改善を総合的にサポートします。
 延滞先について、金融機関に働きかけ、条件変更や借換等により、事故状態に至る前に正常化を図ります。
 群馬県中小企業再生支援協議会、整理回収機構、地域経済活性化支援機構等との連携を強化するとともに、高度で複雑な再生手法にも積極的に参画し、中小企業の再生支援に取り組みます。また、求償権消滅保証等の再生手法を活用し、代位弁済後も事業継続している中小企業の再生を図ります。
 金融・経営窓口相談コーナーや、中小企業の現場に直接出向く出前金融・経営相談といった相談業務にも引き続き注力します。また、中小企業訪問時には、必要に応じて「中小企業経営診断システム」を持参し、企業経営の参考資料として提供するとともに、対話の糸口として活用します。

(3)創業支援の取組みの推進
 女性創業応援チーム「シルキー クレイン」を含めた当協会の「創業応援チーム」により、創業希望者に対して親身に相談に乗るとともに、創業計画の策定アドバイス等きめ細かな創業支援を行います。
 当協会独自の創業セミナーを開催するとともに、地方公共団体等が開催する創業セミナー、創業スクール等に職員の講師派遣を行い、創業機運の醸成を図ります。
 経営ノウハウのない創業者は、創業後もさまざまな課題や悩みを抱えていることから、当協会や金融機関によるモニタリングを充実させ、必要に応じて保証協会経営支援強化促進補助金等を活用して専門家派遣を行います。

(4)金融機関、関係機関との連携強化
 金融機関との勉強会等について、引き続き積極的に開催し、関係強化を図ります。平成28年度に大幅に拡充した金融機関若手職員向け研修についても継続して開催します。また、中小企業の振興に資するべく、金融機関と独自な提携を推進します。金融機関の保証依頼時の利便性向上に向けた保証事務改善にも取り組みます。
 群馬県中小企業支援ネットワーク会議や群馬県経営サポート会議の事務局として、県内中小企業の経営安定・発展を図り、地域経済の活性化に寄与するため連携強化に取り組みます。また、群馬県中小企業サポーターズ協議会やはばたけ群馬!産業支援本部、群馬県創業支援連携会議等の一員として積極的に活動していきます。
 県・市町村、金融機関等が開催するビジネスマッチングのための交流会、商談会等を積極的に後援するとともに、必要に応じてブース出展や個別相談等の協力を行い、地域経済の発展に貢献します。

(5)反社会的勢力排除及び不正利用防止
 公的機関としての使命感を持ち、反社会的勢力排除や不正利用防止のため、新規利用先の現地調査や県暴力追放運動推進センターとの連携等により、チェックの徹底を図ります。

(6)事故の正常化に向けた取組みと事故管理の強化
 金融機関との綿密な連携を図り、現地調査や面談の実施により、中小企業の実態を正確に把握したうえで、正常化の可否を判断します。正常化が可能な中小企業については、必要に応じて部署間で連携し、経営支援も含めた対応策を検討・実施します。
 事故状態が長期化している中小企業については、「事故整理強化月間」を設け、集中的かつ定期的に正常化につなげます。また、休業、廃業、法的整理移行等、代位弁済が避けられない企業については、速やかに代位弁済を進めます。

(7)管理回収の強化
 現況把握を最優先課題とし、現地訪問・調査、面談を効率的に行い、適宜適切な返済交渉等により回収に努めます。
 事業再生の可能性のある求償権先について、再生支援に向けて求償権消滅保証等を積極的に検討します。なお、経営者保証に関するガイドラインについて引き続き意を用い、相談等に対し適正な対応に努めます。

(8)人材育成及び組織力強化並びに働きやすい職場環境の向上
 各種研修への参加、OJT、内部研修の実施及び外部講師による講演会の開催等により、信用保証協会職員として必要となる知識等を習得し、職員のレベルアップを図ります。
 経営計画の策定及び評価等、重要なテーマを設け、内部での意見交換会、情報共有会等を開催し、認識を共有することにより、組織力の強化を図ります。職員が一丸となって業務に取り組むよう、信用保証協会職員としてのあるべき姿についての認識を共有します。
 企業診断・経営支援業務を担える人材の育成を推進するため、各種資格取得の奨励や、全国信用保証協会連合会が実施するレベル別信用調査検定プログラム等により、職員一人ひとりのスキルアップを図り、適切な業務運営につなげます。
 全国信用保証協会連合会への職員の派遣を継続して行うとともに、日本政策金融公庫、群馬県産業支援機構、群馬銀行への派遣研修も引き続き実施し、人材育成に努めます。
 衛生委員会の活動等を通したメンタルヘルスケアへの取組みや、時間休暇の新たな導入など、職員が働きやすく能力を発揮しやすい職場環境づくりに努めます。

(9)コンプライアンス態勢の更なる強化及び検査体制の充実
 コンプライアンス委員会、検査室及び総務部の連携により、役職員のコンプライアンス意識の向上を図ります。また、コンプライアンス・プログラムの内容充実を図り、個人情報の保護・管理の徹底及びハラスメントのない健全な職場づくりを実践します。
 反社会的勢力排除及び不正利用防止についての認識を共有し、平成28年度に見直しを行った反社会的勢力の排除に向けた態勢を推進します。また、当協会が発行する広報物等に明記するなど、周知徹底を図ります。
 内部検査の実施方法等について見直しを継続し、内部検査体制の充実を図ります。

(10)広報の強化
  創業トータルサポート(「相談」、「ガイドブック」、「金融」、「広報」)について積極的に広報し認知度向上を図ります。当協会がスポンサーとなりFM GUNMAと共同制作している創業応援番組「チャレンジ・ザ・ドリーム」については、平成29年度も番組を継続します。「三つの支援」を周知するために作成している「ぐんまグッドサポートガイド」について、改訂版を作成します。新聞・テレビ・ラジオ等マスメディアの活用等により周知し、利用向上に努めます。
  当協会の業務や政策保証等について、中小企業や関係機関に周知すべく、保証月報の充実、ホームページの強化、ディスクロージャー誌の作成、新聞・テレビ・ラジオ等マスメディアの活用等により、タイムリーかつきめ細かな情報発信に努め、利用者の利便性向上につなげます。
  地方創生への取組みや、平成30年度に予定されている信用補完制度改正の円滑な施行に向けて、関係機関との連携を強化して、情報収集及び情報交換を行い、事前の準備及び周知活動を推進します。

(11)電算システムの安定的な運用等
 システムの運用委託先である保証協会システムセンター株式会社と連携を密にして安定的な運用を図っていくとともに、効率的な業務運営及び業務運営態勢の強化を図ります。また、外部接続端末のセキュリティーの強化を徹底します。

3 保証承諾等の見通し

 平成29年度の保証承諾等の主要業務数値(見通し)は、以下のとおりです。

項目 金額 前年度計画比 前年度実績比
保証承諾
1,080億円
84.4%
100.5%
保証債務残高
3,513億円
90.5%
92.6%
代位弁済
75億円
93.8%
94.2%
回収
17億円
89.5%
105.1%
 

 


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