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平成25年4月4日(第1回)放送【1】

【プログラム】
●トップインタビュー:株式会社ジェイアイエヌ 田中 仁社長
●群馬県信用保証協会からのお知らせ:創業チャレンジ資金のご案内
●頑張る企業紹介コーナー:株式会社トレンディ
◎アナウンサー 奈良のりえ

プロローグ

司会

 はじめまして、奈良のりえです。新しいことが始まる4月、FMぐんまに、夢への挑戦をテーマに、明日に向かって走っている人を応援する新番組が誕生しました。それがこの「チャレンジ・ザ・ドリーム」です。大企業トップへのインタビューや、特徴ある企業や急成長企業など、頑張る企業の紹介などを、およそ1時間にわたって紹介していきます。
今までさまざまな業種の創業者にお会いしてきて常に感じることは、元気な企業に伺うと、それぞれ大切にしている強い思いがあり、勇気をもらえるようなお話を聞かせていただけます。そんな元気の輪を広げていければと思います。
そして、記念すべき初回のトップインタビューのお相手は、JINS(ジンズ)ブランドによりメガネ業界で躍進を続ける、株式会社ジェイアイエヌの田中仁社長です。山あり谷ありの道程や、信念、ビジョン、若い起業家への思いなど、たっぷりとお話を伺っていきます。

トップインタビュー

株式会社ジェイアイエヌ 田中仁社長

司会
今日から始まった新番組「チャレンジ・ザ・ドリーム〜群馬の明日をひらく〜」。前半は、群馬の企業トップインタビューのコーナーです。記念すべき第1回にご登場いただくのは、ジェイアイエヌの田中仁社長です。ジェイアイエヌといいますと、中には分からない方もいるかもしれませんが、JINS(ジンズ)といえばもう誰しもお分かりですよね。株式会社ジェイアイエヌの代表取締役社長、田中 仁(たなか ひとし)社長です。今日はどうぞよろしくお願いいたします。
田中社長

よろしくお願いいたします。

司会
最初に出身地とお齢をお伺いしてよろしいでしょうか。
田中社長

出身地は群馬の前橋です。齢は50歳になります。

司会
1963年1月25日生まれということで、今年でちょうど50歳。ご存知の方も多いと思うのですが、前橋のご出身ということで、赤城山を見ながら育ったわけですね。
田中社長

そうなんですよ。この田舎から、大都会東京に行って、いろいろ苦労していますけれど、頑張っています。

司会
50代には本当にお見受けできないほどお若くて、将来・未来を見据える少年のような眼差しが、若々しい雰囲気を醸し出しているのかなと思うのですが。
田中社長

これはやはり、未来を見るメガネ、JINSをつけているからでしょうか(笑)。

司会
なるほど、おっしゃるとおり(笑)。実は私も愛用させていただいておりまして、JINS PCですが、やはり目の疲れが違います。ところで最近はメガネのことを「アイウエア」という言い方をするのですけれども、この言葉は社長がお作りになったと伺いました。
田中社長

たぶんこのアイウエアという言葉を一番初めに出したのは私じゃないかなと思っています。基本的にはメガネというのは視力補正用具として着けていますよね。目の洋服という感覚はないわけですよ。でも、今我々は当たり前のように洋服を着ていますが、大昔は服を着ていなかったじゃないですか。原始の時代に服を着ていなかった人たちが、暑さ寒さに応じて服を着るようになって、それが今のファッションになっています。メガネに関して言うと、目は実際にはいろいろなものに晒されているのですが、無防備な状態のままですよね。

司会
言われてみればそうですね。
田中社長

例えば紫外線、ブルーライト、花粉といったいろいろなものに晒されているのですけれども、誰もそれを防備していない、ということで、このメガネを、目がいい人も悪い人も含めて全員が掛ける時代を我々が作ろうじゃないかというようなことを言っていました。

司会
メガネというのは目が悪くなって掛けるものというのが、もともと私たちにあった概念だと思うんですけれども。
田中社長

そういった視力補正用具の機能と、目を守るという機能、それからよりよく見えるといった機能、3つの機能でマーケットを広げていこうというのが我々のビジョンなんですよ。

JINSのこれまでの歩み

司会

ここで改めて、1分間で分かるジェイアイエヌということで、私のほうから簡単にご紹介をさせていただきます。1987年4月に服飾雑貨製造業で創業、2001年4月にメガネ事業JINSを開始、その後企画製造から販売まで、一貫して自社で手掛けるシステムSPAシステムを構築、機能的でファッション性に優れ、しかも低価格を実現、販売数を伸ばしていきます。軽量メガネのエアフレームに、パソコン用メガネJINS PCと、次々にヒット商品を生み出し、その後も花粉カットのメガネや、スポーツ用メガネJINS SPORTSの販売を開始、業界で急成長を遂げています。今年8月期の売上が連結でおよそ358億円を見込んでいます。3月末時点で全国に187店舗を構え、海外でも店舗展開をしています。4月19日にはパワーモール前橋みなみにも新しい店舗をオープンさせる予定です。最近ではアベノミクスの経済政策に呼応して、社員年収の約6%アップに相当する特別賞与支給を実施、これも話題になりました。……ということで、先ほども上げました、私も使わせていただいているJINS PCなんですけれども、なんと昨年の日経MJの年間ヒット番付にも上位にランクインされましたよね。JINS PCはもともとは田中社長の実体験でこれを作ろうというアイデアが生まれたと聞いていますが。

田中社長

私は基本的には目はいいんですね。老眼はあるのですが、視力はずっとよかったんです。ただ最近ずっとパソコンをするような時間が増えていく中で、毎日夕方から夜になると目の奥が熱くなって、すごく痛くなり、霞んでくるようになりました。これは何なのだろうと眼科に行ったところ、田中さんは目がよすぎるので、パソコンをするときには、少し度のついたメガネをして距離を調整すれば、多少楽になりますよと言われ、処方箋をもらって自分のお店でメガネを作ったわけです。それを掛けたのですが、やはり視力のいい人間が度の入ったレンズを急に掛けるとどうも気持ち悪くて違和感があるんです。仕方なくそのまま放っておいたのですが、同時期に慶応義塾大学医学部の眼科学教室と新しいメガネを産学で共同開発しようということ話を進めていたんです。その際、網膜を専門に研究されている先生とお話をする中で、それはもしかしたらブルーライトなんじゃないか、と言われました。パソコンから出る可視光線の中にブルーライト(青色光)という領域があり、その青色光が散乱して非常に疲れやすいということは、世界の眼科医であればほとんど知っているのですが、それがどのように目に悪さをして疲れるのかということは誰も研究していないというんですね。じゃ先生それをやりましょうということで、その研究が始まっているんです。当社が実際にJINS PCを発売して、いろいろな方の治験で臨床データを積み重ねていくと、本当に目が楽になるということが分かりました。

司会
ヒット商品を生み出す原動力というのはどんなところだと思いますか。
田中社長
ニーズに対するアンテナを常に立てておくことですね。
司会
ニーズ、ですか。
田中社長
新しい商品を生み出すときに、間違いなく言えるのは、周囲が9割反対する商品企画は、ヒット商品になるんですよ。
司会
えっ。
田中社長
こういう言い方はちょっと語弊があるかもしれないのですが、1割の賛成、9割の反対というビジネスや商品が、今までの経験上、ヒットしていますね。
司会
ちなみにJINS PCに関しても、9割の反対がありましたか。
田中社長
9割が売れないと言いました。遡れば、JINSというブランドを立ち上げるときに、9割がそんなメガネ屋売れないと言いました。1割の人ですよ、もしかしたらそれ面白いかもしれない、と言ってくれたのは。これまでいろいろな事業を始めるとき、商品を開発するときを振り返ると、みんながいいねって言ってくれたものはほとんど売れないんですよ。
司会
そうですか。
田中社長
これはあとで聞いた話なんですが、慶應ビジネススクールの清水先生が、戦略というのは差別化なんだ、人との違いなんだ、と言っていました。ああそうか、人と同じことをやっていたら駄目で、人と違うことを思いついて、そしてそれをやり切る根性が必要なんだと、思いましたね。
司会
お話を聞いていますと、これから何かを始めたいと思っていて、周りからの反対に負けそうになった方にしてみると、成功の黄金律かもしれない、と思えるような、力強いメッセージですね。
田中社長
だいたい今の日本でビジネスをしようなんて、お前なにを言ってるんだ、と親も親戚もみんな反対するのが普通ですよね。
司会
こんな大変な時代ですからね。
田中社長
そこを踏み込む。そのエネルギーがあったら、たいていのことは成功するんじゃないかな、というのが私の持論ですね。
司会
話を聞いているだけで、元気と勇気をいただけますね。そんな田中社長ですが、創業当時はもちろんいろいろなご苦労があったのではないかと思いますので、そのあたりを引き続きお聞きしたいと思うのですが、ここで1曲挟みましょう。今日は思い出の曲をご用意していただいたのですが、田中社長、この曲はどのような思い出がある曲でしょうか。
田中社長
私は1987年4月に創業したんですよ。家賃5万円の、前橋市表町の8畳ぐらいの小さな事務所ですが、そこで、先がどうなるか分からない、不安な毎日を過ごしている中、FMぐんまさんから、この曲が流れてきたんです。
司会
では私のほうからご紹介させていただきます。1987年のナンバー、岡村孝子で「夢をあきらめないで」。

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