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平成25年6月6日(第3回)放送【1】

【プログラム】
●トップインタビュー 相模屋食料株式会社 鳥越淳司社長
●中小企業庁からのお知らせ 創業補助金について
●頑張る企業紹介コーナー 朝倉染布株式会社
◎アナウンサー 奈良のりえ

プロローグ

司会

 こんにちは、奈良のりえです。夏に向かって食卓にはさっぱりした食べ物が増えてくる時期ではないですか。そんな中でも、冷ややっこなんかはやっぱり定番。私も毎日のように食べています。
 さて、夢への挑戦をテーマに月1回お送りしているこの番組「チャレンジ・ザ・ドリーム」では、毎回大企業トップへのインタビューと、特徴ある企業などの紹介を、およそ1時間にわたってお伝えしていますが、今回のトップインタビューのお相手は、お豆腐のメーカー「相模屋食料」の鳥越淳司社長です。6年間で売上を4倍に伸ばすという急成長を成し遂げた会社ですが、中にはアニメ「ガンダム」に関連したあの商品「ザクとうふ」をつくった会社と紹介したほうが、ピンと来る方もいらっしゃるかもしれませんね。このヒット商品「ザクとうふ」の開発や、急成長の秘密など、鳥越社長にお話を伺っていきます。
 チャレンジ・ザ・ドリーム〜群馬の明日をひらく〜。この番組は、「頑張るあなたを応援します。群馬県信用保証協会」の提供でお送りします。

トップインタビュー

相模屋食料株式会社 鳥越淳司社長

司会
「チャレンジ・ザ・ドリーム」、今日のトップインタビューは、アニメ「ガンダム」に関連した商品「ザクとうふ」の大ヒットで注目を集めている相模屋食料株式会社の鳥越淳司社長です。FMぐんまのスタジオにいらしていただきました。鳥越社長、どうぞよろしくお願いいたします。
鳥越社長

よろしくお願いします。

司会
鳥越社長、お若いんですよね。
鳥越社長

今、39歳です。

司会
やっぱりこの健康的な雰囲気というのは、毎日お豆腐を食べていらっしゃるから。
鳥越社長
はい、ありがとうございます。お豆腐と、あと厚揚げを、一生懸命食べています。

大ヒット商品ザクとうふ

司会

今日は鳥越社長にいろんなお話を伺っていきたいと思います。詳しいお話を伺う前に、会社の歴史を簡単にご説明させていただきます。相模屋は、戦後間もない1951年(昭和26年)に、前橋市内で町の豆腐店として創業しました。その後、1970年代後半に、前橋市北部の工業団地に移転。2000年代に入ると、6年間で売上高を4倍に伸ばす急成長を成し遂げ、豆腐業界で初めて年商100億円を突破。豆腐業界ナンバーワンの会社となり、現在も躍進を続けています。そして去年は「ザクとうふ」の大ヒットで注目を集め、数々の賞を受賞しています。ということで、もう今ご紹介しただけでも、乗りに乗っている相模屋なんですけれども、やはり最近の一番の話題といえば、この「ザクとうふ」。「この」というのは、私も今日、もういただきまして、パッケージをスタジオに持ってきて飾ってあります。もう多くの方がご存じかと思うんですけれども、あらためてご紹介をしますと、これはアニメ「ガンダム」に登場するモビルスーツ、まあロボットですね。その頭部の部分の形をしたお豆腐、パッケージが緑なんですけれども、これ、鳥越社長の発想から生まれたものなんですか。

鳥越社長

そうですね、私がガンダムが好きだからっていう、それだけの商品ですので。

司会
それだけで商品にしてしまったんですか。
鳥越社長
それだけだからこそ、商品にできたというようなことですね(笑)。いろいろ考えていきますとたぶん、できなかったものだと思うんですけれども。小学校2年のときからガンダムを見て、ものすごく大好きだった。それが、何かしらそのガンダムにかかわりたいっていう思いをずっと持っていまして、おかげさまで夢がかないましたっていうものです。
司会
目がキラキラ輝いていますけれども。それってでも、最初皆さん聞いたら、ガンダムを、主役はガンダムですからね、やっぱりそれをモデルにするんではないかなと思うんではないんですか。
鳥越社長
ガンダムっていうのはですね、その機動戦士ガンダムの中で1機しかいないんですね。それがいっぱいいると、それ、ファンからすると冒涜なんですよ。で、片やザクっていうのは、ガンダムの次にいっぱい登場するんですけれども、いわゆる名脇役なんですね。
司会
名脇役。
鳥越社長
はい。ガンダムに出てきて、「えい、邪魔だ」とかっていって、ビッとか、やられちゃう感じなんですけども。
司会
今、ザクをやってしまいました、社長がですね。パッケージが飛んでしまいましたね(笑)。
鳥越社長

はい、そんな感じなんですが、お豆腐もですね、この食卓の中で、いっぱいあるんだけれども、あまり気付いていただけない、その名脇役というようなところに共通点があるんだとかですね、お豆腐も、ザクも、量産型じゃないかというようなところでしたり、言っていくと100以上言えるんですけれども、お豆腐であるからにはザクでなければならないという、この必然性があるんですね。全くわからないと思いますけど、すみません、もう。

司会
いえいえ、いえ、必然性ですね。でも、鳥越社長、小学校のころからガンダムが好きで、ずっと、でもお豆腐にしたいと思っていたわけではなく、何かやっぱりきっかけが、スッと、こう入ってきたんですか。
鳥越社長
一番のきっかけをもらったのは、実はうちの娘でして、「ゴセイジャー」という戦隊ものがあるんですけれども、が大好きでして、アトラクションショーを東京ドームシティアトラクションズでやっているということで、そこに行ったんですね、娘を連れて。そこに、アトラクションがあって、その手前になんと長蛇の列ができているんですね。それで見てみると、なんとガンプラの30周年記念イベントというのをそこでやっていまして。ガンプラというのは、ガンダムのプラモデルなんですけれども。それがずっと並んでいて、で、最後に、日清食品さんのカップヌードルとそのガンダムがコラボした、カップヌードルのガンダムものという商品が置いてあって、それを見て、なぜか自分にもできるんじゃないかと。何のつても何もないんですけれども、これは豆腐と何かできるんじゃないかって、やれるような気がするっていうようなふうになりまして、それが大きなきっかけなものですから、娘が「ゴセイジャー」が好きでなければ、あの場にも行ってなかったですし、こういうものを今やっているということも、たぶんなかっただろうなという。
司会
お嬢さまに感謝といったところからのスタートなんですね。でも実際に商品にするまでって、いろんなご苦労もあったのではないですか。
鳥越社長
はい、いろんな苦労はありましたけれども、趣味ですので、私の100パーセント趣味ですから、趣味でやっているときに、大変だとか、つらいとかって思うことってないじゃないですか。
司会
でも、社長、趣味とは言っても、これ、商品として売り出すのには、やっぱり投資というか、お金がかかりますよね。社内での反対とか、そういったものってなかったですか。
鳥越社長
社内の人たちは、大体あきれていましたね、最初もう。「何をやっているんだろう、こいつは」っていう。基本的には自分でやりたいことなものですから、企画もそうですし、パッケージもそうですし、お豆腐づくりもそうですし、何かを打ち出していくのもそうですし、全て自分一人でやっていますので、どなたが反対されても、しょせん別にその人たちの世話にはならないわけですよ。
司会
もう全部自分で背負うと。
鳥越社長
はい、自分で、デザインから何から全部やりますので。
司会
ああ、そうなんですか。
鳥越社長
はい。なので、私、好きだから、勝手にやらせとけっていう感じだったんじゃないですかね、周りは。
司会
周りの皆さんも。じゃあ勝算とか、これが売れるかどうかとか、もう全くそういうものではなく。
鳥越社長
はい。
司会
もう鳥越社長の趣味と言い切っていいわけですね。
鳥越社長
はい、100パーセント趣味ですというものです(笑)。
司会
でも、好きで趣味でつくり上げたものが、爆発的なヒットっていうのは、これをどう見ますか。
鳥越社長
すごくうれしいですけれども、これを売らんかなということでやっていたわけじゃありませんので、一番うれしかったのは、ザクの頭をモチーフにしたこのパッケージが、ものすごく格好いいとか、「これ、すげぇよ」っていう形で、ファンの方々に買っていっていただけたことです。買っていっていただけるっていうことは、認めていただけたということですから、それが一番うれしかったですね。
司会
先ほどから趣味でとか、お好きでとおっしゃっていますけれども、やっぱりこれだけヒットを飛ばしたというのには、一つにはもちろん味もあると思うんですね。私も今日いただいたんですけれども、枝豆の風味で、1人1パック食べられてしまうというのが、またやっぱり味の魅力なのかなと思ったんですけれども、相当このあたりもこだわっていたんではないですか。
鳥越社長
そうですね。私どもでは、お豆腐のトップメーカーとして、お豆腐づくりにかけては、もう絶対に負けない自信があります。その礎の中で、この「ザクとうふ」もできておりますから、お豆腐の味で負けることは、まずないですね。で、うれしかったのは、このお豆腐のマーケットに、衝撃的な3つの「初」ということが図らずしもできまして。
司会
3つの「初」?
鳥越社長

はい。1つ目は、ガンダムのコアファン層の方々、30代、40代の男性ですね。この方々というのは、間違いなくお豆腐に興味なかった方々なんです。お豆腐を食べてらっしゃるかもしれませんけれども、「今日どんなお豆腐を食べた?」って言うと、「みそ汁に入っていたかな」っていうぐらいの感じの方々が、こぞって「ザクとうふ」が欲しいっていうことで、スーパーさんの、おそらく行ったこともないお豆腐の売り場に直行されて、ドオッと行かれて、「ザクとうふ」だけ買われて帰られるというような現象ができたというのが1つ目でして。2つ目は、「ザクとうふ」については、おしょうゆとか何かかけると、「被弾した」と言うんですけど、やられたみたいになっちゃうんですね。なので、ファンの方々は、そのまま食べられるんですよ、何もかけずに。おそらくその方々っていうのは、生涯初、何もかけずにそのまま召し上がっているんですね。しかも「おいしい」とか、「これは、いける」っていうふうに、ツイッターとかでもバアッと書いていただいて、見ていると、すごくそのまま食べるっていう今までなかった食べ方をされて「おいしい」と言っていただけたというのは、すごくうれしかったですね。

司会
確かに私もそうですよ。そのまま食べるのが、当たり前のようにそのまま食べていました。
鳥越社長
はい、ありがとうございます(笑)。まあ、そのまま食べられるようにも設計をしているんですけれども。
司会
「設計」ですね。
鳥越社長
はい。3つ目は、一つ丸ごと……、1機、2機っていう呼び方をするんですけど、1丁、2丁ではなく。
司会
あ、すみません、さっき1パックなんて言ってしまいましたけれども、1機、2機ですね。ええ。
鳥越社長
はい(笑)。なんですけれども、1機丸ごと食べられるということができまして。お豆腐ですと、やはり切り分けて食べられるというのが普通だと思うんですけれども、これに限っては、皆さん、これを1人で全部食べられるっていうようなものが、3つ目の初という形になりますので。30代、40代のお豆腐に全く関心のなかったお客さま層が、何もかけずにそのまま1機丸ごと食べられて、しかも「おいしい」と言っていただけたというのは、これはお豆腐史上初のことだと思うんですね。という素晴らしいものに、結果論ですけれども、なりましたというようなところは、お豆腐にとってはうれしかったことですよね。
司会
ということで、大ヒット商品「ザクとうふ」について、相模屋の鳥越社長にお話を伺ってきました。実は相模屋は、このヒット以前に、6年間で売上高を4倍に伸ばすという急成長を成し遂げています。そのあたりのお話も伺っていきたいと思いますが、その前に、ここで1曲、お聞きいただきましょう。鳥越社長の思い出の曲なんですが、どのような曲を今日は選んでいただきましたでしょうか。
鳥越社長
Mr.Childrenの「Tomorrow never knows」でお願いしたいと思います。
司会
はい、どんな思い出があるんですか。
鳥越社長
大学時代にあった曲なんですけれども、当時、テニスサークルだったんですね。で、私は幹事長という部長みたいな役割、サークルの友人たちと、サークルとは何ぞやとか、そんなことを考えてどうするんだというところはあるんですが、それをこう、みんなで集まりながら必死になって考えたときに流れていた曲になります。
司会
わかりました。それではお届けいたしましょう。Mr.Childrenで「Tomorrow never knows」。

チャレンジ・ザ・ドリーム目次



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