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平成29年4月6日(第49回)放送【1】

【プログラム】
●特別対談:
株式会社ジンズ 田中 仁 社長
日本銀行前橋支店 神山一成 支店長

プロローグ

司会

こんにちは。ご案内役の奈良のりえです。2017年度がスタートしました。新入学や新社会人はもちろんですが、そうでない人にとっても何か新鮮な気持ちになれる時期ではないでしょうか。夢への挑戦をテーマに企業トップへのインタビューなどをお送りしているこの番組「チャレンジ・ザ・ドリーム」は、今回で放送5年目に入りました。本年度も元気の素になるようなお話をお届けできればと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。さて、そんな新年度、初回の放送のゲストは、アイウエア業界で革新を続ける株式会社ジンズの田中仁社長と、日本銀行前橋支店の神山一成支店長のお二人です。起業をテーマにお話を伺っていきます。

特別対談

株式会社ジンズ  田中 仁 社長
日本銀行前橋支店  神山一成 支店長

司会
FM GUNMAのスタジオに、ジンズの田中仁社長と、日本銀行前橋支店の神山一成支店長にお越しいただいています。今日は起業をテーマにお話を伺っていきます。どうぞよろしくお願いいたします。
田中社長

よろしくお願いします。

神山支店長

よろしくお願いします。

それぞれの第一印象

司会
田中社長が54歳で、神山支店長が50歳ということで、ほぼ同世代のお二人なんですけれども、これまでにお話になる機会というのはありました?
神山支店長

はい。県内のいろいろな場でお会いすることは多いです。

司会
そうですか。
神山支店長
もっとも、田中社長はもう人気者ですので、私がなかなか近づいていくことができないです。
田中社長
いえいえ、とんでもないです。
神山支店長
そこで一度ですね、まとまった時間を頂戴して、いろんなお話を伺ったりというふうなことをしてみたいなと思いました。
田中社長
そうですね。いろいろとお話をさせていただく機会もありました。
司会
それぞれの第一印象はいかがでした? 田中社長。
田中社長
「やはりエリートの方は違うな」という感じがしましたね。
神山支店長
何をおっしゃいます。(笑)いや、田中社長はですね、想像していたのと違って、すごい物腰の柔らかい方で、びっくりしました。
司会
今日は、それぞれの本音をぶつけ合うような、そんなトークをしていただけたらと思うのですが、よろしいでしょうか。
田中社長
はい、ぜひお願いします。
司会
はい。
神山支店長
お手柔らかにお願いいたします。

群馬の底力

司会
まず初めはですね、お二人のプロフィールもご紹介しながら、群馬の底力、これをキーワードにお話を伺っていきます。年齢順でいきます。田中社長は前橋市のご出身で、地元の信用金庫勤務などを経て、服飾雑貨の卸製造業を創業。その後、アイウエア業界で成功を収めて、海外にも進出しています。また、起業家の発掘を目指すプロジェクト、群馬イノベーションアワードを開催するなど、起業家の発掘を目指すプロジェクトだけでなく、起業やイノベーションを通じ地域を活性化していくということですね、これを応援する取り組みなどをしていらっしゃいます。現在も本社を前橋に置いていますけれども、田中社長にとって群馬や前橋というのはどんな存在ですか。
田中社長
そうですね。やはり自分が生まれ育った場所であり、そしてそこから商売をさせていただいて、育ててくれた場所という感じです。
司会
神山支店長なんですけれども、東京都のご出身で、東京大学を卒業後、日本銀行に入行。企画局政策企画課長、金融機構局総務課長を歴任して、おととし2015年に前橋支店長に就任しました。アメリカのコロンビア大学客員研究員の経験もおありとのことです。東京からいらっしゃった神山支店長から見た群馬の印象というのはいかがですか。
神山支店長
私は東京に住んでいて、学生のころから群馬県にはよくやってきていたわけであります。
司会
どういったことで?
神山支店長
スキーでありますとか、山登りであるとか、社会人になってからは、それがゴルフになったり、温泉だったりとかというふうなことで、1年に1回、来ないことはないっていうふうなことでありました。今回赴任してやってきた前橋、これは実はですね、初めて来たところであったわけです。家族を連れてきて2年ぐらい住んでみて、とても住みやすいところであるというふうに思っております。妻は育児休暇が終わってですね、この1月から東京の職場に復帰しているわけでありますけれども、そのまま前橋に住み続けたいというふうなことで、1時間半かけて新幹線で東京に通っているところであります。
田中社長
すごいですよね。
司会
そうですねえ。
田中社長
うれしいですね。
司会
そのあたりの魅力というのも、やっぱり群馬の底力をひも解くヒントになるような気はするんですけれども。
田中社長
はい。
司会
田中社長は東京での生活が中心なんですけれども、週に何日か前橋に戻っていらっしゃるんですよね。
田中社長
はい。
司会
そういった中で、群馬の姿って、今、どのように映っています?
田中社長
群馬県は、とても恵まれているなと思います。
司会
恵まれている?
田中社長
はい。税収も豊か、東京にも近い、人口も少なくはないということで、比較的恵まれた地方都市なのではないかなという感じがします。
司会
ああ、そうですねえ。
田中社長
困ってないが故に、あまりあくせくせず、割とのんびりして、それがもしかしたら、ゆでガエルになりはしないかなという、少し危惧はしていますね。
司会
ゆでガエル、そうですか。確かに群馬に来ると、県外の方がいらっしゃると、群馬の人に「群馬のいいところは何?」って聞くけど、「あまりないんですよね」とかっておっしゃる方が多い。神山支店長もそんな印象をお受けになりました?
神山支店長
本当にないわけではないと思うんですね。取りあえず謙遜されて「ない」と言ってみるみたいなところがあるのかなというふうに私は思っています。あとですね、比較している対象が、結構レベルが高かったりとかするんですね。例えば「飲食店がないですね」といった話をするときに、どこと比較しているかというと、東京の銀座と比較していたりとかする。
司会
なるほど(笑)。
神山支店長
地方都市同士の比較ではなかったりするんですよね。結構、群馬の方って、いろいろなものを見ておられて、比較対象が広いような感じがいたします。
田中社長
私は逆に、あまり外を見てないのではないかなと思っていて、その辺が実際はどうなのかなっていうのは興味がありますね。
司会
神山支店長、どうですか。
神山支店長
先ほど銀座の話をしましたけど、銀座ばっかり見ているかもしれない。もっといろいろな地方都市も併せて見てるか、もっと海外の状況を併せて見てるかというと、そうでなかったりするのかもしれません。なんか非常に際立ったところをどんどん求めて、新しいもの好きみたいな話も、よく聞くことありますけど。
田中社長
はい、そうですね。
神山支店長
その新しいものをどんどん追っていって、だけどそれが群馬にはないのが残念だみたいなことをおっしゃっているような印象ですかね。
司会
確かにブームには飛び付くんだけれども、深さがないと言ったら言い過ぎかもしれないけれども、どうなんですかね。
田中社長
うーん。難しいですね。
司会
難しいですね。でも、せっかくですからね、いいところも、課題も含めて、それを底力として、もう全部の力として集結して打っていきたいななんて思いますよね。支店長、どう思われます?
神山支店長
まず、経済を見る私の立場から言いますとですね、群馬の経済っていうのは、日本全国の中でも際立ってしっかりしている、強いというふうなことであります。まず、やっぱりものづくりですね。世界経済が一体となっていく中で、各企業が日本の中でじゃあどこで生産をしようといったときに、群馬を選ぶ企業というのが増えておりまして、首都圏に近いというような立地、それから交通網が便利だというふうな特性、それから災害が少ないというふうなこと。これはやっぱり、ものづくりを行う企業にとってはですね、非常に重要なことで、静かな動きとして群馬県に企業がどんどん集まってきているっていう動きがあります。
田中社長
そういう意味では潜在力がやはり高いように思います。
司会
そうですね。
田中社長
恵まれていますよね。
司会
それに気が付いていない部分もあるんでしょうかね、私たちが。
田中社長
うーん。
神山支店長
10年前、20年前というふうなことでいくとですね、最初、とにかく海外へみたいな感じが多かったので……。
司会
そうですね。
神山支店長
その中で少し群馬というのは目立たないような状況がありましたけど、今は海外も含めて、最適な生産を考えるという中で、群馬が見直されてきているというような感じでありまして、私、これは群馬の逆襲みたいなことを言っているんですけれども、今の動きというのは非常に力強い動きだと思っています。

群馬の強みと弱み

司会
そのほかの、例えば強みであったり、弱み、そういったところをどのように捉えていらっしゃいますか。
神山支店長
群馬の経済ということでは、ものづくり、製造業というふうなことで、非常に強いというふうなことは誰にも異論がないところだと思うんですけれども、製造業だけではなくてですね、非製造業においても、かなりいい動きがあるなというふうなことであります。例えば県内に本社のある企業の売上規模を見ていくとですね、ヤマダ電機さんが飛び抜けています。それからベイシアさん、そしてジンズさん。小売業の売上高っていうのは非常に大きいんですよね。これらの先っていうのは、店舗を全国展開しているというふうなことでありましてですね、非常に存在感が大きいと。たぶん群馬の企業は外に出ていくっていうのが非常に得意なんだろうというふうに、もう県内にとどまることがない。製造業においても海外に出ていくという動きがありますし、非製造業においても県内にとどまらず全国に展開していくっていうふうなことがある。これはやっぱり、広く世の中を見ているというふうなことなんじゃないかなと、私自身は思っているところなんです。
田中社長
あともう一つ、ビジネスモデルとして、群馬って、人口も過密ではありませんよね。だからこういった薄いところで、地域で成功する小売業や、流通小売業というのは、全国どこでも成功する、そういった可能性があります。必ずしも東京の大都会で成功したビジネスモデルが全国に広がるかというと、東京のような大都会はそんなにありません。新宿みたいなまちは多くないですよね。
司会
確かに。そうですね。
田中社長
池袋とか、渋谷とかありますけれども。だからそういう意味でも、この群馬というのは、割とそういう試金石というか、ここで勝てれば日本で勝てるというか。
神山支店長
私はそれ、思いますね。地理的に見て、群馬って日本の真ん中なんですけれども、地理だけではなくて、いろんな面で真ん中、日本のですね、中心みたいな部分があって、東京っていうのは、そこから少し外れているんですよね。だからそこで成功したことが全国に展開できるわけではない。だけれども、群馬で成功したことは、群馬は中心ですから、全国に展開できるっていうふうなことなんじゃないかなというふうに。
田中社長
すごいですね、群馬中心説です。
司会
新しく出ましたね(笑)。群馬中心説。田中社長、満面の笑みですよ。
田中社長
いやいや、ねえ、けれども、そういうのをみんな知って、いろいろチャレンジをしていけたらいいですよね。
司会
そうですね。中心説が強みだとしたら、逆に、課題としてというか、弱みはどんなところだと思いますか、支店長。
神山支店長
今ですね、いろいろ際立っていくということも重要ですので、あまり平均というふうなことを、企業としては追い求められない部分はありますよね。何が先端で、その先端っていうのはこれからの中心になっていくわけですけど、それをしっかりと見極めてビジネスにしていく。これは群馬にいるからできるっていう話ではなくて、個々の起業を志す人が一生懸命考えなきゃいけないことのような気がいたします。
司会
経営者の気質としてはどうですか。
神山支店長
うーん。やっぱりオープンな感じ。自分の力だけじゃなくて、人の力をですね、取り込んでいくような感じというのが多いかなというふうに。群馬県で結構地場の企業だとすると、群馬県出身の方がトップにいるかなと思ったりとかすると、結構そうじゃなくて、他県の方が中で偉くなって社長になっているっていうふうなこともあったりとかして、そこら辺も、やっぱりオープンな感じ、開放的な感じというのを印象として受けています。
司会
ここでいったんですね、皆さまには曲をお届けしたいと思います。今日はお二人からそれぞれ、今、好きな曲というので選んでいただいております。まず1曲目は、神山支店長に選んでいただきました曲をお届けしたいと思います。
神山支店長
いろいろ悩んだんですけれども、やはり群馬のですね、アーティストの曲をお願いしようと思いまして。群馬のバンドというと、BOOWY、BUCK-TICK、そして最近はback numberだというふうなこと。ただ、田中社長にお会いしてですね、back numberの失恋の曲というわけにもいきませんので、『電車の窓から』にいたしました。故郷を離れる切なさを歌った曲なんですけれども、とてもいい曲なので、聞いていただければと思います。
司会
それではお届けいたします。back numberで『電車の窓から』。

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