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平成29年6月1日(第51回)放送【1】

【プログラム】
●トップインタビュー:株式会社アスカ 加藤秀明 会長
●保証協会からのお知らせ:事業承継保証制度『次世代サポート保証』について
●チャレンジ企業紹介コーナー:株式会社エスアールケイ

プロローグ

司会

こんにちは。ご案内役の奈良のりえです。夢への挑戦をテーマに企業トップへのインタビューなどをおよそ1時間にわたって放送している「チャレンジ・ザ・ドリーム」、今日のトップインタビューは人材派遣事業を展開する高崎市のアスカグループの加藤秀明会長、69歳です。アスカグループは、関東と新潟、名古屋、大阪、広島、福岡に支店を持ち、従業員およそ130人。特に保育士の求人に力を入れていて、保育士の登録者数は業界トップのおよそ5万人を誇ります。そんなアスカグループの創業者、加藤会長がアスカを設立したのは今から23年前の1994年。47歳のときにサラリーマンを辞めて起業したというから驚きです。バイタリティーあふれる加藤会長に創業や事業拡大の様子などを伺っていきます。そして番組後半は訪問インタビュー。中之条町の四万温泉で温泉付きキャンプ施設Shima Blueを開業した株式会社エスアールケイの関良則社長を紹介します。

トップインタビュー

株式会社アスカ 加藤秀明 会長

司会
株式会社アスカの加藤秀明会長にFM GUNMAのスタジオにお越しいただきました。どうぞよろしくお願いいたします。
加藤会長

よろしくお願いします。


〔収録風景:スタジオにて〕

アスカの展開

司会
アスカは、関東をはじめ大阪や福岡にも支店があるということで、広いエリアに展開していらっしゃいますけれども、現在、幾つの支店がございますか。
加藤会長
13の支店があります。そのほかに、外国の方を専門として紹介業をおこなう別法人がありまして、それを入れると14カ所の支店を持っています。
司会
ALT(Assistant Language Teacher)の派遣ということですね。
加藤会長
はい、そうです。

加藤会長の経歴

司会
そのあたりのお話も引き続き伺っていければと思いますけれども、加藤会長のご出身はどちらでいらっしゃいますか。
加藤会長
群馬県の甘楽町です。昭和22年養蚕農家の長男として生まれ、団塊世代でですね、みんな子どもをつくろうという中に、たまたま私もこの世に生を受けたのかなというような気がします。
司会
社会人のスタートとしては、どのようなお仕事からでしたか。
加藤会長
私は大学が日本大学の法学部でしたが、家へ帰ってきて農協に入れっていうことで、群馬県共済農業協同組合連合会…JA共済ですけど、そこの群馬県支部に入ったんです。
司会
職場ではいかがでしたか。
加藤会長
そうですねえ、よく上司に叱られましたね。
司会
そうですか(笑)。
加藤会長
自分が経営者になったときに、その上司が参考になっている面がいっぱいあります。
司会
叱られ方というか……。
加藤会長
ええ。間違ったことを「これは駄目だ」と人前でもビシッと言われまして、温かく私を叱ってくれたのが今でも残っていますね。我々の職場に勤めた人はみんな、このラジオを聞いて、「ああ、あの人だ」とわかる人ですね。
司会
ああ、そのぐらいやはり……。
加藤会長
すごく立派な方で、その方にはよく叱られましたね。

創業の経緯

司会
1994年(平成6年)にサラリーマンを辞めて、47歳でアスカを起業したそうですけれども、家族の反対はなかったんですか。JA共済連であれば、順調でしょう。それを新しい世界に入った。
加藤会長
私の性格は、自分の思いを通したいっていう、その思いがすごく走るんですよね。こういうふうにしたい、こういうふうにしたいっていうのが。それが管理職の中堅の部長クラスになってくると、大きな組織ってだんだん自分の思い通りにならなくなってくる。完全にその組織の一員化していかないと、定年まで働くのはなかなか難しいところがある。それで勝手な自分の生き方をしたいなあっていうのと、今のところじゃ駄目なんじゃないのかなっていうのが交差していってですね。基本的には、わがままだったのだと私は思うんです。だから会社をつくるときは、うちの女房にもほとんど相談しなくて。
司会
本当ですか(笑)。
加藤会長
しなかったですね。
司会
辞めるときは、でもさすがにおっしゃった?
加藤会長
ええ。
司会
でも、辞めて、いろいろな選択肢があったと思うんですね。例えば他の職場、転職もあったと思うんですが、そこで会社を起こすというのを選んだのはどうしてですか。
加藤会長
まずね、どういう仕事をするかじゃなかったですね。
司会
どういう仕事をするか……やりたい仕事?
加藤会長
ええ、普通だったら仕事をまず選ぶと思うんですけど、そうじゃなくて、会社をつくりたいというのが私の夢だったんですね。トップっていいよなっていう。誰も叱る人がいないわけですからね。
司会
そうですね(笑)。
加藤会長
自分勝手にできるといっても、じゃあ何ができるかといったら、まあ資格も持ってないし、今までキャリアもないし。そうしたら昭和60年に派遣法ができまして、ある人が、人材派遣会社っていうのがありますよって言って。それを協力してくれる人がいて、派遣業でいいんじゃないのっていうような気持ちだったと思います。

創業時の資金手当て

司会
会社設立に向けて、いろいろなクリアしなければいけないことというのが出てきたと思うんですね。そのあたりを具体的に伺っていきたいんですが、まず資金はどのようにされましたか?
加藤会長
私がサラリーマンのときなんですけど、会社をつくりたいなと思ったときに、この番組にも出ていた豊長自動車さんの長尾さんと、よく飲む機会がありました。そこで私が愚痴を言ったのだと思うんですよね。「もう今の仕事、やってられないよ」とか言ったのだと思うんですよ。
司会
それはお仕事をしているときに?
加藤会長
ええ。サラリーマンの愚痴を。そうしたら長尾さんが、「じゃあ、加藤さん、会社をつくりなよ。自分で会社をやりなよ。」って言って。もうすごい「できる、できる」でテンションが上がりまして。2カ月か3カ月経って「あのときのこと、本当ですか」って言ったら、よーく覚えていまして、「私が資金を出すから、本当につくるんだったらやりなさい」っていう話をもらったんですよね。
司会
そうですか。
加藤会長
それからですよね、会社が本当にできるかもしれないと思ったのがね。「俺さあ、仕事をやるために、会社の社長になるかもしれないよ」って言ったら、「いやあ、俺も応援するよ」っていう方が何人か出てきまして。「資本としてこれだけ金を集めたいんだ」って言ったときは「え、こんなんでよかったのか」って何人かの方が言ってくれて、「もっといっぱい来るかと思ったら、あ、これかい」とかっていうので、「会社ってこんな形で金が集まるのかな」っていうような気がしました。

仲間の作り方

司会
ちなみにその素敵な仲間というか、賛同してくれる仲間をたくさんつくることって大切だなってすごく思ったんですけど、仲間ってどうやって増やしたり、つくっていったりしたらいいんですか。どういうところへ行ったらいいんでしょう。
加藤会長
まずね、コミュニティってありますね。そのときに、やはり一番自分の身近にいる人が楽しそうでいるっていうと、自分も楽しくなるかなと。その人を楽しませるっていうことが、事によっては自分も楽しいかなということだと思うんですよ。だから、みんなしてワーッと何かやったとき、私は“ほら”を吹くんですけど。“ほら”っていう言い方じゃあ、何か違うのかな。“夢”と言えば格好いいんですけど。
司会
孫正義さんも「“ほら”を吹きますが」とよくおっしゃいますから、一緒ではないですか(笑)。
加藤会長
なんかね、“ほら”を吹くんですよ。そうすると仲間が付いてくるっていうんですかね。そういうところがあると思いますね。
司会
長尾社長に出会われたというお話もありましたけれども、そういう普段の生活の中でなかなか出会えない方々と出会ってというのは、どういうふうにしていったらいいんでしょうね。
加藤会長
ゴルフをやっている仲間とか……。
司会
ああ、趣味とか。
加藤会長
ええ。それから、ゴルフをやっていて、「うちはこういう研究会をやっているんだけど、参加しないか」っていうので、JA時代も、JAの人以外の人とやっていたり、そういう仲間がいっぱいいたような気がしますね。
司会
ああ、そうですか。資金は結構順調に集まったというお話でしたけれども、そのほかにもやはりスタッフとか、組織づくりというのも、一つ大切なことだと思いますが、これはどのようになさっていったんですか。
加藤会長
そうですね。私が「こういう会社をつくって、こういうふうにスタートを切りたい」と言ったら、「それなら私たちが協力しますよ」という方が2名いまして、ちょっと年配の方と、営業バリバリの方が来まして、「任せてください」という感じでした。それから会社をつくるときの手続きは、ゴルフの仲間に前橋の会計事務所の先生がいて、「会社づくりは私に任せてください。税金のことだとか、節税のこととか一切考えないで、会社の収入があることだけを考えてください」と言われました。お金がなくて一番苦労したのは、会社をつくって3カ月か4カ月経った頃、仕事はあまりなかったものですから、もう設立準備資金でどんどんお金がなくなっちゃって。そのときに銀行さんをずっと回ったんですけど、「まだ決算書ができてないので、対象にはなりませんよ」っていう話がありまして、いくら回っても駄目。でも、あかぎ信用組合さんっていうところがありましてね、そこの支店長さんをされている方が、この番組のスポンサーになっている保証協会さんに「掛け合ってみますか」って言ってくれて、そこで3,000万円出してもらったんですね。どうしてこの会社に3,000万円出したかよくわからないんですけれども、もうそれからですね、ルンルン気分だったですね。全然大丈夫だっていう気持ちになりましたね。

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